武漢ウイルス発生源をめぐる中国当局の見解の揺らぎ
産経新聞の記事をもとに、新型コロナウイルスの最初の発生源が武漢市の華南海鮮市場だったとする中国当局の従来見解が揺らいでいる実態を取り上げる。中国政府系機関の分析、ランセット論文、武漢疾病予防コントロールセンターからの流出可能性を指摘した論文などを通じて、発生源をめぐる謎を論じる。
2020-04-21
中国当局による従来の見解が揺らいでいる。
政府系の機関が、ウイルスは別の地域から同市場に流入したとの分析結果を示したためだ。
研究員1人がコウモリに攻撃されて、その血液が皮膚に付着したり、尿が体にかかったりしたことがあり、その都度14日間の自主隔離を行ったという。
と題して2/26に発信した章を再発信する。
以下は、先程、ネットの産経新聞で発見した記事からである。
新型肺炎、最初の発生源はどこ?
深まる謎。
「海鮮市場ではない」中国政府系機関が分析。
【北京=西見由章】
新型コロナウイルスの最初の発生源は、中国湖北省武漢市の華南海鮮市場で取引されていた野生動物だ。
そうした中国当局による従来の見解が揺らいでいる。
政府系の機関が、ウイルスは別の地域から同市場に流入したとの分析結果を示したためだ。
ただ、「最初の感染者」がどこでどのように生まれたのかを突き止める手掛かりは少なく、謎が深まっている。
中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園、雲南省、などが26日までに公表した論文によると、中国など12カ国で採取された新型コロナウイルスの遺伝子情報を分析した結果、華南海鮮市場で検出されたウイルスは、別の地域から流入していたことがわかった。
早ければ11月下旬には、別の場所で「人から人」感染が始まっていた可能性があると指摘。
その後、同市場を拠点に感染が拡大するルートもできたと分析した。
こうした見方は、武漢市の医師らが1月、英医学誌「ランセット」に公表した論文と符合する。
論文は、12月1日に発症した最初の患者をはじめ、当初確認された感染者41人のうち14人が市場とは無関係だったと指摘。
ウイルスの自然宿主であるコウモリも、同市場で取引されていないとした。
発生源はどこなのか。
香港メディアなどによると、華南理工大、広東省広州、の肖波濤教授は今月6日、研究者向けサイトに投稿した論文で、同市場から280メートルの近距離にある武漢疾病予防コントロールセンターから、ウイルスが流出した可能性を指摘した。
論文によると、同センターでは浙江省などで600匹以上のコウモリを実験用に捕獲。
研究員1人がコウモリに攻撃されて、その血液が皮膚に付着したり、尿が体にかかったりしたことがあり、その都度14日間の自主隔離を行ったという。
サンプルや汚染されたごみが、ウイルス流出の原因になったとの見方を示した。
ただ、この論文はその後、サイトから削除された。
中国外務省の耿爽報道官は20日、ウイルスが「実験室から流出した」「生物兵器として開発された」などとする説について、「世界の著名な専門家たちは全く科学的根拠がないと認識している」と述べている。