朝日新聞の妖怪――マルクスが歪める客観報道 渡部昇一・長谷川煕対談

2017-6-23
「反日マスコミ」朝日新聞・NHKとの戦い
朝日新聞の妖怪 マルクスが歪める客観報道
渡部昇一 上智大学名誉教授
長谷川煕 ジャーナリスト 元朝日新聞記者
民主党議員の暴言
渡部
ご高著『崩壊 朝日新聞』、拝読しました。
これまで朝日新聞の本質というのがわかったようでわからなかったけれども、この長谷川さんの本でよく理解できました。
親ソ連派と親中国派の対立はあっても、上層部はおおむねマルクス主義シンパで、そういう人たちがトップにいれば組織全体が「マルクス主義団体」になるのもやむをえない。
この本は戦前からの日本のインテレクチユアル・ヒストリー(知的歴史)における非常に重要な資料ですよ。
長谷川
そうまで言っていただけると、非常にありがたく存じます。
私は1961年に朝日新聞社に入社しまして、1993年に定年退職後も、1988年の創刊の時からいた朝日新聞社の雑誌『AERA』にずっとかかわってまいりました。
ところが、戦時中の朝鮮で官憲が女性を強制連行して慰安婦にしていたという、あの吉田清治という人の証言は虚偽だったと判断して、その関係の記事をすべて取り消すという例の2014年8月5日付の朝日新聞朝刊を読んで愕然としたのです。
かくも深刻な失態を犯していながら、そこには謝罪の言葉一つすらなかった。
では、いかにしてこのような醜悪な体質が生じたのか。
それを検証しなければ済まないと、そういうわけでこの本を書くことを決意し、『AERA』を去りました。
実は、今回の対談テーマと離れるかもしれませんが、この機会にまず、ぜひ申し上げておきたいことがあります。
2016年1月12日の衆議院予算委員会で、民主党の緒方林太郎という外務省出身の議員が、蓮池透氏の『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』という本を引き合いに出して、安倍総理に対し、「首相は拉致を使ってのし上がった男か」と質問したという記事が、1月13日付の産経新聞に載っていました。
これを読んで、私はひっくり返るくらい驚きました。
この緒方という人の野卑な発言は、日本という国の堕落ぶりを象徴して余りあるのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください