朝日新聞はなぜ日本を貶め続けるのか――慰安婦虚報とGHQ史観の深層
2019年7月2日に書かれた本稿では、慰安婦問題に関する朝日新聞の虚報と、その背後にあるGHQ史観、対米追従、反日的報道姿勢の本質を厳しく問う。
高山正之と門田隆将の対話を通じて、朝日新聞が戦後いかにして日本を貶める報道を続け、日韓関係の破壊と国民への損害を招いてきたかを浮き彫りにする。
WGIP、マニラ虐殺、京都・奈良空襲神話、慰安婦報道の虚構までを論じ、日本の戦後言論空間の歪みを告発する重要な一篇である。
2019-07-02
朝日は慰安婦問題に関して虚報を続け、日韓の友好を破壊し、天文学的数字の損害と屈辱を国民に与えています。
以下は前章の続きである。
アメリカの太鼓持ち
門田
朝日は慰安婦問題に関して虚報を続け、日韓の友好を破壊し、天文学的数字の損害と屈辱を国民に与えています。
しかも、慰安婦像の存在や反日キャンペーンのために、若者が海外へ進出することの大きな障害にまでなっている。
ところが、朝日はまったく反省の素振りすらありません。
なぜ、ここまで日本を貶めなければいけないのか、と、憤っている国民は本当に多いですね。
高山
GHQが来るまで、朝日は正論を書き続けていた。
鳩山一郎に、米国の原爆投下は「国際法違反、戦争犯罪である」と言わせたり。
門田
鳩山発言は歴史に残るほどすごかったですね。
高山
それと、マニラの十万人虐殺(1945年、マニラの戦いにおいて発生した虐殺事件)についても、目撃者が多いから検証しようと世論に呼びかけていた。
一方的に日本軍が悪いと言われているけど、多角的に見直すべきだと。
実に正論じゃないか
ところが、鳩山の記事を掲載したことで、朝日は昭和二十年九月十八日、GHQから発行停止処分を受けてしまった。
そして発行停止が解かれたら、今度は百八十度態度が豹変してしまった。
それまで「先の戦争は臣民心一つにして臨んだこと。責任があるとしたら、我々全員にある」と書いていたのが、「戦争遂行者の責任を追及すべきだ」と。
門田
江藤淳先生の言う「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」ですよ。
戦争の罪悪感を日本人に植え付けるGHQの占領方針に、朝日は徹底的に追従したのです。
しかも、戦後74年たった今でも、それが続いている。
驚くべきことですね。
高山
当時、NHKは内幸町にあった。
そこには米軍のインフォメーションセクションが一緒に入っていた。
だから、NHKも随分と情報操作されている。
朝日はそういう部署があったと言われていないが、笠信太郎はダレスCIA副長官とつながっているなど、個々にかかわりがあった。
京都や奈良は文化財が爆撃されなかった。
京都は原爆投下の候補地で、被害を測るために空襲を禁止していたのが真相だけれど、米国はハーバードのラングドン・ウォーナー博士の言を入れて文化財を保護したんだ、京都は爆撃しなかったんだ、という美談にして朝日新聞に書かせた。
原爆で二十万人を殺しておいて何が文化財保護だ。
明らかな米国の操作だけれど、日本人はみなころりと騙された。
「米国人って、いい人なんだ」と。
奈良もウォーナーに守ってもらったんだとか言い出して、法隆寺脇に彼の顕彰碑を建てた。
そしたら、鎌倉市までうちも守ってもらったとか言い出して碑を建てた(一同爆笑)。
門田
実際は複数回、空襲を受けていますから。
多くの日本人は一時期まで、その神話を信じていたフシがあります。
高山
ジャーナリストとしてのツボを心得ていて、アメリカの走狗になってしまった。
僕が現役時代も、アメリカを持ち上げる記事が多いなと感じていた。
門田
朝日はGHQの方針に徹底して従い、GHQが去ったあとは社会主義幻想の中で、今度はソ連や中国北朝鮮を絶対視していくようになります。
それがエスカレートして、「日本=悪」が記者に染みつき、ついには慰安婦に代表されるように日韓関係を徹底的に破壊し尽くす記事が出てくるようになるのです。
高山
米国によってつくられたネタもいくつかあります。
バターン死の行進や、南京虐殺事件もそう。
そうした米国製とは別に朝日が気を利かして自前で記事を書き始めるようになる。
それが吉田清治の慰安婦強制連行のウソだった。
これで朝日お手製の「残忍な日本人像を私もつくってみました。アメリカさん、褒めてください」とやった。
しかし、バレたとき、さすがの米国も助けようがなかった。朝日はこけた。
門田
朝日の記者には「自分たちはいいことをしている」という自己陶酔があるんです。
日本の過去の悪行に対して真摯に向き合って、きちんと告発するのが、我々ジャーナリストの役割だと。
高山
耳に心地よく響くが、ウソっぱちだ(笑)
門田
WGIPの流れが続いているので、日本を貶めるためのネタがすぐ通ってしまう。
だから、吉田清治や金学順などが登場したら、無条件で飛びついてしまう。
自己陶酔した記者は、どうしようもない。
ところが、ネット時代になって、朝日の記事で事実に反することがどんどん明らかになり、ついには多くの国民からソッポを向かれてしまった。
この稿続く。