台湾の警告を無視したWHO――中国に阿る国際機関の罪

産経新聞の記事を引きながら、台湾の保健当局が2019年12月31日に武漢での呼吸器系感染症と人・人感染の可能性をWHOに通報していたにもかかわらず、WHOがそれを事実上無視した問題を批判する。中国に配慮して台湾を排除し続けるWHOの姿勢と、トランプ大統領による中国寄り対応への批判を論じる。

2020-04-19
台湾の保健当局は昨年12月31日、中国・武漢で呼吸器系の感染症が発生しているとの情報に基づき、WHOの連絡窓口に電子メールで通報。
WHOからは「受信した」とだけ返事があったという。
以下は今日の産経新聞からである。
台湾の警告WHOが無視
トランプ氏 中国寄り重ねて批判
「ワシントン=黒瀬悦成、台北=矢板明夫、ロンドン=板東和正」
トランプ米大統領は17日、新型コロナウイルスに対する世界保健機関、WHOの対応に関し、ツイッターで、「昨年12月に台湾の保健当局者が『新型コロナは人・人感染の恐れがある』と警告していたメールをなぜ無視したのか」とする専門家の発言を引用して批判した。
トランプ氏が引用したのは、14日にFOXニュース電子版に掲載された米政策研究機関フーバー研究所のランヒー・チェン上級研究員、公共政策、の寄稿。
チェン氏は、「WHOがメールを無視したのは、中国の機嫌を損ねないよう、台湾を常に敵視しているためだ」と指摘している。
台湾の中央感染症指揮センターによれば、台湾の保健当局は昨年12月31日、中国・武漢で呼吸器系の感染症が発生しているとの情報に基づき、WHOの連絡窓口に電子メールで通報。
重症急性呼吸器症候群、SARSを疑わせるような症状があることや、「患者が隔離治療を受けている」ことを明記したという。
同センターは、公共衛生分野のプロなら「隔離治療」に関する一節をみれば、人・人感染の可能性を判断できると説明した。
WHOからは「受信した」とだけ返事があったという。
トランプ氏は別のツイートで、中国が武漢での死者数を上方修正したことに関し、「中国は目に見えない敵からの死者数を2倍にして公表した」と指摘し、「実際の数はもっと多い。米国の死者数よりもはるかに多い」と主張した。
中略
台湾は「一つの中国」原則を掲げる中国の反対で、WHOへの加盟はもとより、年次総会へのオブザーバー参加も認められていない。

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