中国モデルは完全に失敗した――法の支配と民主主義国家の連携こそが対中戦略の核心である

月刊Hanada掲載のK・T・マクファーランド元トランプ大統領副補佐官へのインタビューから、中国モデルの失敗、コロナ危機で露呈した中国の隠蔽体質、そして日本、米国、韓国、台湾など法の支配と民主主義を共有する国々の連携の重要性を論じる。

2020-05-15
こうした国々が、技術移転や経済投資などの分野において個々に連携して、中国への禁止措置を打ち出していくことが重要です。
中国による違法行為を、世界中の国々で取り締まっていくことが必要なのです。
以下は、日本国民のみならず世界中の人が必読の月刊誌Hanada今月号に、「トランプは習近平とWHOを許さない!」と題して掲載された、K・T・マクファーランド元トランプ大統領副補佐官へのインタビュー特集記事からの抜粋の続きである。
中国モデルは完全に失敗
話を中国に戻しましょう。
アメリカはいま、日本、韓国、メキシコ、カナダ、イギリスなどと新しい貿易協定を締結しています。
こうした国々が、技術移転や経済投資などの分野において個々に連携して、中国への禁止措置を打ち出していくことが重要です。
中国による違法行為を、世界中の国々で取り締まっていくことが必要なのです。
法の支配と民主主義という共通の価値観を持つ国々の連携こそが、対中国においては、より重要になってくる。
今回のコロナウイルス危機で、より顕在化したのは、中国は経済的な競争相手でもあり、台頭してきている脅威であるということでした。
これにより、アジアの同盟国の重要性が、より一層高まったわけです。
特に日本と韓国は、アジアのなかではアメリカにとって最重要の同盟国で、その関係性も、より重要になってきます。
日韓関係も重要になってきます。
米台関係の重要性についても、トランプ大統領をはじめ、多くの外交関係者は理解しています。
EUは、国境を設けずに人々の移動を自由に行うといったコンセプトの下でスタートしましたが、今回のコロナウイルス対策では各国がバラバラの対応を行い、対策は失敗したと言えます。
アメリカにとって、EUをはじめとするヨーロッパ各国の重要性も、相対的に低下してきています。
中東についても、同様のことが言えるでしょう。
コロナウイルスのもたらした危機は、世界には中国モデルと西洋モデルという二つのシステムが存在することをも明らかにし、もはや中国モデルでは駄目だということが明確になりました。
政治は独裁、経済は国家主導の資本主義。
これが中国モデルであり、その最大の欠陥は、あらゆることが不透明だということです。
コロナ危機で隠蔽体質を顕在化させ、システムとしての欠陥を露呈させました。
中国はこれまで、「民主主義や自由経済はうまくいかない、21世紀は中国の世紀になる」と主張してきましたが、実際には、中国モデルは完全に失敗したと言えます。
後略。

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