「もっともらしい嘘」が歴史を歪める時—ピューリッツァーと報道の責任

ピューリッツァー賞報道やニューヨーク・タイムズの歴史的論調を検証し、
「もっともらしい嘘」がいかに世界の歴史認識と政治認識を形成してきたかを考察する。
朝日新聞報道との共通構造を指摘し、報道機関の責任を問い直す論考。

2019-01-10
3千万人を殺した毛沢東を慈愛溢れる指導者に仕立て、目の前で展開される血生臭い文革をとてもいいことと称えた。

ただ賞の剥奪はなかった。
だって記事はピューリッツァーが望んだように実にもっともらしく書かれていたから。
と題して2018-07-12に発信した章を再読した私は何度か大笑いしてしまった。
高山正之が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明する見事な論文である。
以下は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之の最新刊からの続きである。
読者は今すぐに最寄りの書店に購読に向かわなければならない。
世界中の人たちは私の英訳を読んでいただき、本当の真実を知らなければならない。
特に朝日新聞が日本を代表する新聞社である等とはとんでもない思い違いである事を。

本多勝一を彷彿させる朝日編集委員の不見識。
AIIBをコラムで誉めそやし安倍政権を批判するが。
笠信太郎が嘯く「日本のNT」。
ニューヨーク・タイムズはザルツバーガーの昔から「ウチが書けばそれがニュースだ」と言ってきた。
もう20ものピューリッツァー賞を取っているのだからと。
しかしピューリッツァーはイエローペーパーの代表格ニューヨーク・ワールド紙のオーナーだった。
いかにもっともらしく書けるかが選考基準とさえいわれた。
実際ニューヨーク・タイムズは多くの記事を書いた。
日本海海戦の報道でも誤報があった。
同紙のピューリッツァー賞受賞記事にも論争があった。
スターリンを評価して受賞したウォルター・デュランテイの記事も後に批判された。
調査の結果、スターリン治世の実態が明らかになった。
それでも賞の剥奪はなかった。
記事が当時もっともらしく書かれていたからである。

笠信太郎は「朝日新聞は日本のニューヨーク・タイムズだ」と言い始めた。
「ウチが書けばそれがニュースだ」と。
あとはニューヨーク・タイムズをそっくり真似た。
デュランテイ役は北京支局の秋岡家栄だった。
3千万人を殺した毛沢東を慈愛溢れる指導者に仕立て、目の前で展開される血生臭い文革をとてもいいことと称えた。
この稿続く。

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