中国にどう対峙すべきか――日本は「人類運命共同体」と正反対の価値観を掲げよ
新型コロナウイルスによって中国への批判は強まったが、習近平体制は変わらない。日本は中国共産党の「人類運命共同体」に対し、各国と各民族の独自性を尊重する正反対の価値観を掲げ、経済力と軍事力を備えた自由主義陣営の一員として憲法改正を急ぐべきである。
2020-03-08
変わらない中国に、われわれ日本はどう対峙すべきか。
中国は「人類運命共同体」構想を打ち出したが、それに対し、日本は正反対の価値観を打ち出すべきだ。
以下は前章の続きである。
中国にどう対峙すべきか
新型コロナウイルスで、中国に対する風当たりが強くなっているが、習近平体制は変わるだろうか。
オーストラリアの元首相ケビン・ラッド氏が、海外メディアでこう明言している。
「習近平は方針を変えないだろう。なぜなら、方針を変えれば中国共産党が滅びることを知っているからだ」
ケビン・ラッド氏は中国語を操り、子供も上海の復旦大学に通うほど親中派として知られる政治家だ。
そんな彼が、今回の一件で中国は変わらないと言っているのである。
変わらない中国に、われわれ日本はどう対峙すべきか。
中国は「人類運命共同体」構想を打ち出したが、それに対し、日本は正反対の価値観を打ち出すべきだ。
中国共産党の価値観で世界を統率するかのような「人類運命共同体」ではなく、各国、各民族の独自性を尊重する価値観である。
日本らしい旗を掲げるとすれば、それはたとえば五箇条の御誓文の精神を反映したものであろうか。
ただ、価値観を打ち出すだけでは不十分だ。
その価値観の実現を可能にする「力」が必要で、国家にとっての「力」とは経済力と軍事力にほかならない。
先述したように、世界は自由主義陣営と全体主義陣営の深い対立の様相を呈してきた。
日本の果たすべき役割は明らかである。
自由主義陣営が生き延びるためにも、安倍政権が提唱している憲法改正を一日も早く実現しなければならない。