中国のハニートラップ工作と「長城計画」――日本の政治家・エリート層を狙う諜報の罠
中国の諜報工作において、ハニートラップは古典的でありながら極めて有効な手段である。政治家、官僚、外交官、若手議員、将来のエリート層が中国に招かれた際、通訳、接待、ホテル、盗撮、盗聴などを通じて弱みを握られる危険がある。本稿は、橋本龍太郎元首相の事例、政治家への接近工作、「長城計画」に参加した若手層への危険性を取り上げ、中国共産党の対日工作の実態を警告する。
2020-05-09
通常のビジネス客や旅行者であれば、盗撮、盗聴されていた所で問題にもなりません。
しかし、「長城計画」で連れていかれたエリート層にとっては、将来、大きな問題に発展する可能性が出てきます。
「ハニートラップ工作については、事前に諜報工作について教育を受けている職業外交官ですら、簡単に落とされる」
と題して、2019-12-14に発信した章を再発信する。
「実際、北京に着くと、中連部は通訳として絶世の美女を用意していました」
と題して、2018-05-30に発信した章を再発信する。
前文略。
米国の新聞が、台湾において、中国の工作員が現役軍人と情を通じて情報を収集する「ハニートラップ」を仕掛けるなどの情報活動をしている、と報じました。
その工作員たるや、5000人以上に上る女性たち。
ハニートラップで思い起こすのは、わが日本国の橋本龍太郎元総理大臣が、10年間にわたって中国の女性スパイ、工作員の工作を受け続け、ODA26億円を中国に拠出したことです。
しかも、この間、中国人女性工作員との間で肉体関係があったと、中国側から証言されているのです。
結果的に中国人女性工作員の工作に陥ち、日本の国益を損なった人物が、よりによって総理大臣とは何とも嘆かわしい事件でした。
永田町コンフィデンシャル114号、2010年5月6日、水曜日。
問題の中国女性スパイは、明確な目的を持って、日本の厚生族の「新御三家」の一人である政治家、橋本龍太郎氏に接近した工作員だったのです。
橋本氏は、単なる「通訳」と思い込んでいたとは。
昨年、産経新聞は、
「日中関係筋によると、中国の対日政策責任者が『七人のサムライ』と呼んで頼りにしている現役の自民党議員がいる」
と報じました。
七人とは、河野洋平、福田康夫、野田毅、二階俊博、加藤紘一、山崎拓、高村正彦とされ、順位は「親中」の度合いと期待度なのだそうです。
さらに、ポスト小泉をめぐって総裁選にも出馬し、週刊誌の報道にもあった谷垣禎一が加わったことも忘れてはいけない。
イージス艦の情報漏洩事件も、男性を誘惑して情報を入手するハニートラップの可能性があると言われています。
なんだか心配な日本の危機管理体制。
情けない。
嘆かわしい。
久間防衛大臣で大丈夫でしょうか。
ブログ「水間条項」においても、ハニートラップの指摘がある。
ハニートラップについては、
〈酒を飲まされ、あるいは薬を盛られて、気がついたらベッドで隣に女性が寝ている。
それを写真に撮られてしまう。
そんな罠にかかってしまった政治家が、実は多いのです〉
とある。
そして、中国共産党中央対外連絡部の場合、
〈後藤田正晴氏は、警察庁の先輩として、亀井氏にこんなアドバイスを贈ったといいます。
「君は今度、中国に行くそうだな。
中国に行ったら、絶対に女性に気をつけろよ」
実際、北京に着くと、中連部は通訳として絶世の美女を用意していました。
しかも、通訳をする際には隣にぴったりとくっつき、耳元で囁くように訳してくる。
仕事が終わってホテルに戻っても、この通訳は帰ろうとしなかったそうです。
略。
その通訳を強引に帰したそうです。
略。
今でも亀井氏は、一緒に食事をする際など、冗談めかしてではありますが、こういうのです。
「あのときは惜しかったなぁ」
略。
亀井氏が経験したような罠にかかったと報道された政治家の名前には、元総理の橋本龍太郎氏、そして現在の自民党総裁、谷垣禎一氏などがあります〉
166ページ。
と、ハニートラップの対象者の証言は生々しい。
つまり、中国は、自民党政治家を片っ端からハニートラップの対象としていたようである。
ハニートラップ要員が5000人もいるのは、驚きでもある。
さて、昨年の小沢訪中団も、ハニートラップに巻き込まれた1年生議員がいたようだ。
「環球閑話時事の徒然 IZA見参」からの転載。
中国に一度でも行かれた方は、経験されていると聞きます。
外出先からホテルの部屋に戻ると、すぐに電話が鳴り、マッサージ等を理由としたお誘いが女性からかかってきます。
通常の旅行者の場合は、本当のマッサージもありますが、大抵はただの売春婦です。
しかし、ここで重要なのは、中国の場合、ホテルの部屋には、カメラがまず確実に仕掛けられており、電話も盗聴されていると言う事です。
通常のビジネス客や旅行者であれば、盗撮、盗聴されていた所で問題にもなりません。
しかし、「長城計画」で連れていかれたエリート層にとっては、将来、大きな問題に発展する可能性が出てきます。
つまり、そうした機会に相方になった相手が、ある日突然、日本に赴任してきたり、あるいは、中国の関係者から証拠を盾に協力を強制されたりという事が発生する訳です。
これが、諜報工作で言うハニートラップです。
中国のこの種のハニートラップ工作については、事前に諜報工作について教育を受けている職業外交官ですら、簡単に落とし込まれる程高度なものです。
その為、元々その種の免疫のない、政治家の卵が落ち込むのは、寧ろ当然と考えられます。
実際、小沢幹事長自身の周辺にも、中国の工作員がいる事が噂されていますし、故橋本首相の秘書兼愛人が中国共産党の工作員であった事も有名です。
また、要人ではありませんが、上海総領事館の電信担当者がこの工作のターゲットになり、外交暗号の漏洩を強制されたケースや、海上自衛隊の隊員が内部情報の漏洩を強制されたケースも明らかになっています。
いずれも当事者は自殺。
つまり、この一見無害な日中交流プログラム「長城計画」は、日本の将来の指導者層を大量に、中国製のハニーポットに落とし込む罠である可能性が極めて高いと思われるのです。
そして、これにより、中国は金額に換算できない程貴重な諜報工作ルートを、大量かつ継続的に確保できるという訳です。
民主党の小沢幹事長が、意図的にその計画に加担しているとは思いません。
だが、結果として訪中団員をその様な危険に晒し、間接的にかも知れませんが、売国的行為に加担している事に、どの様な所感を持っているのか。
是非、聞いてみたいものだと思われるのです。