フェノロサ再訪――大津いじめ事件、三井寺、そして「この街には何かが在る」と感じた理由
昨日のフェノロサ再訪は、今、日本中を揺るがしている問題の場所に行くことでも在った。
大津京市駅について、全く、歩いて行ける距離ではあるけれど、暑さも湿度も高いとの予報だったから、行ける所まで、タクシーで行こうかと考えていた時に、知人が言ったのである。
「このコンビニが、万引きを強制された店ですよ」
「えぇー、」と、驚いたのである。
何故なら、来た時は、いつも利用している店で、この間は、399円で合羽を買って重宝したりしていたからだ。
この事について、私は、思つていた事が在るのだ。
それは、「三井寺には何かが在る…」と感じていた事が、こう云うことでもあったか、と思わせるものでも在ったのである。
最初に訪れた時に、境内の順路に沿って、微妙寺に立ち寄り、重要文化財 平安時代(九世紀)の十一面観音立像を拝観していた時に、大津地検のポスターが在ったのだが、私は、何とも言えない違和感を持った。
検察審査会11人と十一面観音立像を掛けた様なポスターだったのだが、ハッキリ云えば、不真面目であり、仏教を冒とくした、親父ギャグの類に感じたのである。…
こういう場所に置くものではないだろう、と感じたのである。
三井寺というのは、大津市役所等の、大津の役所街のすぐ側に在るのである。
幾つかの国宝が在る様に、正に、全てが国宝級で、とても良い寺なのである。
フェノロサの事を調べていた夜に、この寺の入口、右手に在る塔頭、円満院が競売になり、正体不明の宗教団体に落札された…おまけに、その渦中に、ここの境内で若い女性の死体が発見された等と云う記事まで出て来た。
市役所が目の前、官庁街が目の前、全てが国宝級の…分けても、私が、初めて訪問した時から、とても良いと感じている、寺の入り口である大門(仁王門)の直ぐ右横に、この円満院は在るのである。
この様な場所を、競売に至るまで放置した、大津市の感覚も「三井寺には何かが在る…」の中に入っていたか、と思ってもいた所に、今回の事件。
帰りは、タクシーで戻った。
その車中で、運転手に、「あの中学校というのは、この辺なの…」と聞いたら、すぐそこ、飛び降り自殺をしたのが、あのマンションですわ…」
学校の、左手に在る茶色っぽい高層マンションだった。
子供達は、毎日、見ながら登下校するマンションである。
ここから、飛び降り自殺をしたということは、無念の極みの中で死んで行った彼の、明瞭なメッセージであることは、悪人以外なら、誰でも分かる事である。