中国による台湾侵略の実相――海上民兵訓練船と海底ケーブル損壊に浮かぶグレーゾーン作戦
今日の産経新聞の一面に掲載された以下の独自記事は、中国が「底知れぬ悪」と「まことしやかな嘘」の国であるのみならず、武力攻撃に至らない手段を用いて他国・地域の主権、安全、通信基盤を侵害する侵略国家であることを、具体的な航跡データと関係船の経歴によって実証する重要な報道である。
台湾の馬祖列島・東引島で発生した海底ケーブル損壊を、単なる座礁事故として片づけることはできない。
関係する中国船のうち少なくとも二隻が海上民兵訓練に参加していたこと、船舶自動識別装置(AIS)を切断して不審な航路をたどったこと、座礁船が海底ケーブルの陸揚げ施設に向かって真っすぐ「漂流」したことは、この事件が台湾の対応能力と情報収集能力を試すグレーゾーン作戦であった可能性を強く示している。
以下、産経新聞の記事を引用する。
出典:産経新聞、2026年8月19日
「<独自>中国、台湾離島で海底ケーブル損壊作戦か 関係船2隻は『海上民兵』訓練の過去」
〔ここに許諾を得た本文、または必要最小限の引用を掲載〕
中国が用いる侵略の手段は、軍艦やミサイルだけではない。
漁船、作業船、海上民兵、海底ケーブルの損壊、AISの意図的な遮断、事故を装った不審な航行も、すべて平時と有事の境界を曖昧にした侵略工作になり得る。
台湾で起きていることは、日本にとって決して対岸の火事ではない。
海底通信ケーブルに依存する日本もまた、中国による同様のグレーゾーン作戦を想定し、監視、捜査、防衛、情報共有の体制を直ちに強化しなければならない。