『文明のターンテーブル』初版本・最終章―1ドル75円台の超円高下、2011年に私が描いた日本政府・日銀の政策

以下は、私の著書『文明のターンテーブル』初版本の最終章として収録した文章である。
2011年11月15日、私が日本国民と世界に注意を喚起するために、当時の日本政府及び日本銀行がこのような政策を実行したならば、という仮定のもとに、「日本政府、及び日銀からのお知らせ」という形式で書いた。
当時の日本は、1ドル75円台にまで円高が進み、本稿を書いた2011年11月15日にも1ドル77円前後という、歴史的な超円高が続いていた時代である。
本稿は、その異常な円高と長期デフレ、日本経済の停滞が日本だけではなく世界経済にも及ぼす影響について、日本国民と世界に警鐘を鳴らすために書いたものである。
実際の日本政府及び日本銀行の公式声明ではない。
なお、初版で使用していた旧筆名「芥川賢治」は、本日の再発信に当たり、現在の著者名MIKIO KISARA(木皿幹雄)、または「私」に改めた。

最終章
日本政府、及び日銀からのお知らせ
2011年11月15日

まず私達が、この20年、言わば内向きであり続けたことについて、簡潔に総括します。
過ぐる35年超前、我が国にも世界に相わたれる強力なリーダーシップを持った、実績と識見とを持った政治家が登場したことは事実です。
その名前は田中角栄というのでした。

我が国にとって不幸だった、というか私達はこの時、1人の東大出の駆け出しの功名のために、全国民一斉、人権蹂躙のキャンペーンのようなことをなして、政界から実質的に葬り去ってしまったのでした。

以来、私達の国は、リーダーシップというもの、政治におけるリーダーシップを発揮しようとするものを悉く叩き続け、皆さまも御存じのように「出る杭を叩く」という私達の国の悪癖を、この35年超続けてしまった。

しかしここに、神様が授けた能力通りに、一切の名声や地位から遠く離れ、釈迦やキリストのような道を歩みながら、数々の試練に耐えて、その使命を果たしたMIKIO KISARA(木皿幹雄)という思索家が登場したのであります。

それでは、本題に入ります。

日本の人口は1億2,000万人、アメリカは今約3億人でしょうか。
日本人が1ドルを持ってアメリカに行き、物を買う、その時に1ドルが111円の値打ちであるのは、その人口比や……20年超前でもGDPにおいて300兆円の開きがありましたが、現在は800兆円程の差が付いてしまった……であります。
なおのこと、それが至極当然な貨幣価値であることは、世界中の皆さんもお分かりのことだと思います。

よって本日、我が国は、1ドル111円という当然な真実に戻すために、数10兆円を投下しました。
今後についても、貨幣価値がその通りである限り、無制限に介入し、この水準を維持します。
このために得たドルの大半で米国債を購入することに決定、購入致しました。

なぜならば、21世紀の世界というのは、今、この地上で最も知性と自由を実現した国、知性と絶対的な言論の自由を実現した国である米国と、私が真実を指し示したように、私達は、たまたま、無階級、無宗教、無思想という文明を作り、働きに働いた結果として、20数年前に、我が国に「文明のターンテーブル」が廻ったことは、歴史的な事実であると認識します。

我が国と米国が屹立して、あと最低でも170年、世界をリードしていく、繁栄していく、しかしその豊かさを、あまねく世界に水の如くに流し続ける。

私は、今の世界に、もし米国なかりせば、世界は闇の中の魑魅魍魎となって存立し得ないと確信しております。

同時に日本が20年超にわたって要らざる大停滞したことが、世界経済を不安定にさせたことを自覚するものであります。

よって、私達日本政府と日銀は、本日、前記の為替介入をなすと同時に、これとは別に50兆円の資金を投下して我が国が世界に誇る企業群の株を取得致しました。

皆さま方がよくご存じのように、実質的には、日本は今でも世界第2の超経済大国であります。

私達の国の市場がこれまで、私たちが内向きの政治、冒頭に発表しました、内向きの政治ゲームをやり続けた結果として、私達は東証及び大証を、私達の国に相応しくない小さなものとしたまま、この20年超、やり続けてきました。

この市場に本日投下した50兆円のうち、10兆円を日々の売買に充てます。
我が国の最優秀スタッフを選抜し、日々10兆円の資金を運用させることと致しました。

つまり、本日をもって東証はNYSE&ナスダックに並ぶ世界最大級の市場となったことを、お知らせします。

我が国が持つ世界最大の個人資産を、市場に還元・運用し、米国と屹立し、かつ、力を合わせて発展し、栄え、世界をリードしていく、それが、21世紀であると、21世紀のアメリカと日本なのだと、私達は決意したのです。

言うまでもなく、先進国史上初めての長期デフレを続けた有り様にも、本日を持ってピリオドを打ちました。

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