米国大統領選、メディア、CGTN、ANTIFA、BLM――古田博司・藤井厳喜が論じた「米国の過激派組織」

古田博司筑波大学名誉教授と藤井厳喜国際政治学者の対談から、2020年米大統領選、米国大手メディアの反トランプ報道、CNNを辞めた記者と中国国営メディアCGTN、ANTIFA、ブラック・ライブズ・マター(BLM)、さらに1960年代から70年代のブラックパンサーやウェザーメンまでを論じた章である。
米中対立を「近代VS古代」の戦いと捉えながら、米国内の政治運動、メディア、中国との関係をめぐる2020年当時の古田博司・藤井厳喜の見解を記録する。

2020-07-23
本稿は2020年7月23日に発信した章であり、前章から続く古田博司と藤井厳喜の対談を紹介したものである。
冒頭で藤井は、米中対立を「近代VS古代」の戦いと位置づけ、2020年米大統領選をその行方を左右する重要な局面として論じている。
対談はその後、米国大手メディア、CGTN、ANTIFA、ブラック・ライブズ・マター(BLM)へと進み、1960年代から70年代の米国の過激派組織との思想的連続性についても議論している。
中国からの資金提供の可能性などを含め、以下は2020年当時の対談と原文で提示された見解である。
以下の日本語本文は2020年7月23日の原文を一字も変更せず、句点で改行して掲載する。
【引用】
藤井 驚くべき話ですが、CNNを辞めた記者5名が、チャイナ・グローバル・テレビジョン・ネットワーク(CGTN)に再就職していることが判明しました。
CGTNは、チャイナの国営テレビ局「中国中央電視台」の英語で国際ニュースを放映する一部門です。
【原文】
2020-07-23
驚くべき話ですが、CNNを辞めた記者5名が、チャイナ・グローバル・テレビジョン・ネットワーク(CGTN)に再就職…CGTNは…国営テレビ局「中国中央電視台」の英語で国際ニュースを放映する一部門
以下は前章の続きである。
米国の過激派組織
藤井 米中の最終戦争は、いわば[近代VS古代」の戦い。
それこそ21世紀の世界の方向性を決めることになるでしょう。
古田 ただ、トランプが秋の大統領選で再選するかどうかが、大きな分かれ道になりませんか。
日本の新聞を見ていると、トランプが不利だと世論調査をあげて報じていますけど。
藤井 米国も同じですよ。
大手メディアのSNSを見ても、反トランプ一色です。
驚くべき話ですが、CNNを辞めた記者5名が、チャイナ・グローバル・テレビジョン・ネットワーク(CGTN)に再就職していることが判明しました。
CGTNは、チャイナの国営テレビ局「中国中央電視台」の英語で国際ニュースを放映する一部門です。
「中国中央電視台」なんて純然たる中国共産党の宣伝部門ですよ。
恥も外聞もありません。
*この「中国中央電視台」日本支社がNHKの本部内にあるのである*
古田 まさに功利主義ですね。
米国内はANTIFAをはじめとした過激派組織が騒いでいました。
トランプ再選の足を引っ張ろうと頑張っていましたが。
藤井 すでに彼らの本性は明らかになっています。
今回のデモ騒動でANTIFAとともに、「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」も注目されました。
共同創設者の1人、パトリッセ・カロス女史は「我々は訓練されたマルキストである」と明言しており、さらに「私たちの目標はトランプ大統領を退陣させることだ」とも発言しています。
古田 つまり、黒人差別反対運動ではなく、反トランプ運動、暴力革命運動がメインなんだ。
藤井 もっと言えば、BLMは警察に狙いを絞り、警察予算を削減させ、暴力行為が横行するような動乱的な社会状況を目指しています。
ANTIFAに比べて、緩い連帯型の組織ですが、本質は同じです。
古田 60年代~70年代にかけても、似たような組織が存在していましたよね。
藤井 ええ、ブラックパンサーやウェザーメンなどですが、彼らは毛沢東思想を信奉していました。
ANTIFAやBLMも同様の流れを汲んでいますから、チャイナから資金を得ている可能性がありますね。
この稿続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください